川北英隆のブログ

高槻の高ヶ尾山へと歩く

今週はいろいろと予定があるため、雨が振りそうな予報にもめげず、早々に高槻の低山を3つ歩いた。順番に、阿武山(280.9m)、高ヶ尾山(たかおさん、480.3m)、三好山(180m)である。ついでに摂津峡を訪ねた。
まずは阪急の富田(とんだ)駅で降り、JR摂津富田駅まで歩いた。高槻市営バスがJRの北口から出ている。このバス停がややこしい。駅前は降車のみ、乗り場は駅の東側(線路沿い)と北側に分かれている。阿武山の麓に行くには4番乗り場(線路沿い)から、公団阿武山方面行きに乗る。本数が多い。バスは基本、大阪薬科大学を標高の頂点に、時計と反対周りで循環している。
そのバスを大和(だいわ)で降りた。住宅街を抜け、阿武山古墳を通り、阿武山山頂に達する。市民の散策路になっている。
阿武山から北に下る。しばらくすると残土処分場のような横を通った。二度と歩きたくない殺風景な場所である。下り切ると関電の大きな変電所に突き当たる。東に折れ、住宅街の中から摂津峡に向けて細い舗装道に入った。道は途中から遊歩道になる。下り切って川を渡り、萩谷総合公園へと登る。公園の先で車道に入り、萩谷の村に出る。市営バスは萩谷まで1時間に1本程度ある。
村を抜け、林道を登っていくと地獄谷峠に出た。峠から西に小さな尾根を登り、踏み跡をたどって高ヶ尾山を往復した。片道15分程度である。
峠から100m程度林道を戻ると、林道の東側に小さな尾根がある。そこから南東方向へと谷に下った。入口は急で分かりにくいが、すぐに明瞭になる。下り切ると獣避けの柵がある。耕作放棄された畑の傍を過ぎると谷沿いの林道に出る。後はその道を下り、原という村に出る。車道を南に下り、摂津峡の上の入口に出た。
摂津峡に入る手前に「芥川山城跡」(三好山)の標識がある。それに従い、三好山に登った。山頂の手前から、曇天ながら生駒山と大阪がよく見えた。三好山から数分下った地点に「大手門石垣」との表示があるので、それに従って南へ(塚脇へ)下った。最後は竹藪の中になる。獣避けの柵を抜けて塚脇の北側の住宅地に入った。
ここから南に下ると、簡単に摂津峡の下の入口に出ると思ったのだが、橋が流されて通行できないとの表示があった(現状がどうなっているのかは確かめていない)。仕方ないので車道を大回りして摂津峡の入口(公園の南側)に出た。
摂津峡を白滝まで歩いた。沢自身は悪くないのだが(ただし上流部に村があるため、水の澄んだ美しさはない)、古い茶屋が廃屋になっていて荒れた感じがする。古い観光地の運命か。高槻市として、もう少し整備した方がいいと思えた。白滝は支流にかかる小さな滝だった。
白滝を見た後、元に戻り、平安女学院東からJR高槻北口行きの市営バスに乗った。
阿武山のバス停から平安女学院東のバス停まで5時間20分だった。
写真は三好山から見た大阪中心部と、遠く(薄く)和泉山地である。
20211110三好山からの大阪市内.jpg

2021/11/10


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