川北英隆のブログ

和束の天満宮

茶畑を見ながら和束に下りた。門前村の下を北に歩き、和束川を渡り、府道に出た。そこに原山のバス停があり、1時間に1本の加茂行きに悠々間に合って乗れるはずだった。バス停のベンチもあったのだが。
そのバス停、移動していた。「移動場所」の表示もあったのだが、移動した位置を勘違いしてしまったのかどうか(原因は不明)、とにかく加茂寄りに歩いた。移動したはずのバス停がなかなか出てこない。
ガソリンスタンドで聞いたところ、「次のバス停のほうがいい」「見えている赤い橋の先にある」と言われた。そのバス停に向かって歩きながら、ふと悪い予感がして振り返ると、バスが迫ってきていた。「もう少し遅く来るはず」と思いながらも、1時間に1本のバスだから「乗せてくれ」と手を振ったのだが、バスはそのまま通り過ぎた。
赤い橋の下を歩き、次のバス停、東和束に着いた。次のバスは1時間少し後にしかない。バスの時刻表が改定されていた。
加茂まで歩ける距離でもない。かといって待っているのも寒いし、近くにあった「茶房」(日本茶が飲める店?)もシャッターが下りていた。バス停の横には「和束天満宮」の看板があった。それでも見学しようかと、天満宮に向かって歩いた。
境内に入ると大きな橋があり、鳥居がある。府道にかかった赤い橋は天満宮の橋だとわかった。橋を渡ると左に社があるのだが、天満宮ではない。参道をさらに上がると、常緑広葉樹林(シイ類が多い)の奥に上がり、その横に「御神体」の表示があった。その社は春日神社だった。もっと奥に何かあるのかと歩いたが、茶畑に出てしまった。
戻って参道を反対側に歩くと、社務所があり、その並びに天満宮があった。今回の山歩き、最後は間違いだらけになってしまった。
天満宮の社は重要文化財に指定されているとか。天満宮お決まりの牛もいた。社の横に牛の蹄のような石が2つ飾られていた。帰ってから調べると「天満宮境内から出土した46億年前のヘドロとマグマの化石?ハチマキ石と絆の石」とのことだった。
バス停に戻って待っていると、日没になり、すっかり暗くなった。金星が非常に明るく、それに次いで土星も明るかった。周りには人家の明かり程度しかないから、夏、星の観察に適しているのではないかと思えた。
写真、上は和束天満宮、下は和束への下りから見えた宇陀方面の山(左奥の鋭角的な山)と大和高原の山(手前)である。
20211204和束天満宮.jpg

20211204宇陀方面の展望.jpg

2021/12/04


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