川北英隆のブログ

霊仙ヶ岳で靴慣らし

今週は山陰本線の亀岡で降り、その近くの霊仙ヶ岳(れいせんがたけ、536.2m)に登った。亀岡盆地を南に囲む山としては高い。その横を亀岡から大阪方面に抜ける街道が通っていた。
霊仙ヶ岳、宿題として残っていた山である。近くを複数回歩きながら、時間切れになっていた。この11月も、阪急の向日から亀岡まで歩いた時、時間があれば霊仙ヶ岳に立ち寄ろうと思っていたのだが、日の短い11月にそんな余裕もなかった。
もう1つ、登山用の靴を新調したので、その試し履きを兼ねた。これまでの靴のビブラム底がすり減ったためである。ただし靴は、これまでと同じスポルティバの同じ型である。これが僕の足にびっくりするほどフィットする。
霊仙ヶ岳にはどう行くのか。亀岡からバスで京都先端科学大学まで行き(多発している)、国道423号線を東へ(歩道があるので安心)、霊仙ヶ岳東麓の法貴まで歩く。
そこから霊仙ヶ岳の登りに取り付く。山頂のほぼ真東、お寺の少し北である。この登山道は村人によってしきりと歩かれていたようで、広い道が山頂まで続いている。もっとも今は物好きな登山者以外は歩かないようで、こぶし大の石や、あまり邪魔にならない程度の倒木がある。このためか枝道が多い。
もう少し具台的に書いておく。法貴の村からの登山口が少し分かりにくい。人家の横の竹藪から入る。上に書いたように道が多少荒れているので、本来の道(昔道)の横を適当に歩く。テープがあるものの、全面的に信頼してはいけない。
標高250m付近から右(北)へ、稜線へと上る道がある。結論として踏み跡をたどれる自信があるのなら、この道が歩きやすい。標高350m付近で、左手の谷から上がってくる昔道と合流する。
その上で(標高400mの少し上で)もう1箇所、新しい道が付いている。昔道は右手へ、尾根を巻くように伸びているのだが、新しい道は尾根の左側を直進するように、細いが明瞭に付けられている。
この新しい道が、最初の急勾配部分を除くと歩きやすい。道はやがて尾根上に出る。その先で右手から上がってくる昔道と合流する。ここまで登ると霊仙ヶ岳が近い。
霊仙ヶ岳の山頂は林の中である。536.2mの三角点(点名、犬飼)と変な石の標識とがある。ゴルフ場が西側にあってつや消しかなと、地図を見た段階では思っていたのだが、実際のところゴルフ場は山頂から見えない。ただしゴルファーの声がする。山頂から南側に少し歩いたところ、1分程度でようやく見えた。
下山は基本的に同じ道を戻った。上に書いた分岐点で別のルートを確認しつつ。
写真、上は京都先端科学大学から見た霊仙ヶ岳、下は霊仙ヶ岳の山頂である。
20211209先端大からの霊仙ケ岳.jpg

20211209霊仙ヶ岳山頂.jpg

2021/12/09


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