川北英隆のブログ

コロナの抗原検査をする

先日、念のためにと購入してあった「新型コロナウイルス抗原検査キット」を使った。東京から帰って来た日、喉の調子が悪くなったからである。冗談ではなく本気で検査キットを使ったことになる。
冬、毎年のことだが、喉の調子が落ちる。乾燥するためだと思っている。このため加湿器で部屋の湿度を上げるのだが、睡眠時には何もしていない。これがいけないのか。
先週の土曜日、実家に行ってから調子が落ちた。植木をたくさん切ったこともあり、肩が凝り、扁桃腺が腫れ気味になったのも重なった。しかも先月末から、京都としては時雨が少なくなり、湿度が低下している。これに加え、京都よりも湿度が明らかに低い東京行きが加わった。
ちなみに東京の平均湿度は2月に入ってから40%台が続き(昨日は少し上がっている)、最小は20%台である。同じ時期、京都は湿度が下がったといえ、平均は70%前後、最小は40%前後ある。
この東京の低い湿度がこたえたのか、大磯の山から戻って喉の調子が急に変になった。どう変かというと、乾く感じがして、少し痛みがある。
もちろん実家に帰った時を含め、家族以外の誰かと長時間喋ったり、食事をしたりということは、潜伏期間を考えるとない。だから心配していなかったのだが、それでも調子が戻らないうえに、「0.1、0.2度程度体温が上がった」ように思えてきた。コロナ対応として常備してある「アズレンうがい薬」でうがいをしてもすっきりしない。と、つい心配になる。
「こういう時のための検査キット」「今使わんで、いつ使う」と思い、意を決し、検査することにした。
ところで検査するとなると、これがなかなか面倒である。水や茶などを飲んでから2時間以上経過していること、アルコールを飲んだ時は6時間以上待つことなどと注意書きにある。とすれば検査は夕食前しかない。とはいえ「さっき喉を湿らすために水を飲んだな」なので、結局はいつもの時間よりも夕食を遅らせて検査した。
結果が出るまで、検査開始から20分くらいかかる。それで結果は「ネガティブ」、つまり新型コロナウイルスが見つからないとのことだった。
それで安心したのか、検査結果を待つまでの間に喉を潤すため飲んだアルコールが効いたのか、調子が戻ってきた。食事後、「もう少し消毒」と芋焼酎をそのまま(湯などで薄めずに)飲んだ。
翌日は比較的すっきりし、普段の冬の喉の調子に戻った。何が効いたのか。京都の少し湿った空気なのか、アルコールなのか、それとも「ネガティブ」という結果の安心感なのか。
とりあえずは一件落着、とはいえ油断のならない日々がまだまだ続く。安心を生む検査キットも当分の間、手放せないようだ。

2022/02/05


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