川北英隆のブログ

台風通過後の京都の彼岸花

京都は台風14号の影響をあまり受けなかった。雨に台風らしさがなかった。夏の豪雨の影響のほうが大きいくらいで。風は、通り過ぎてからの北風が少し強かった程度で、これも期待(予想?)外れだった。
台風が通り過ぎた日、来客があったので研究室に出向いた。元の勤務会社の職員(TY君)が今年の春、法科大学院に入ったという。
どういうわけか研究室のある建物の玄関の鍵が閉まっていた。台風などで警報が出れば大学は休みになる。その影響かもと思ったが、大した問題ではない。TY君に「鍵がしまっているかもしれないので、その場合は電話してほしい」とメールを送っておいた。世の中、便利になったものだ。
来客と会った後、久しぶりに鴨川を歩いて帰った。真夏並みに暑い日中が9月にも続いていたことと、実は京都市の「敬老乗車証」を少し高めの代金を払ってゲットしていたため、夏の暑い日はバスに限ると、鴨川の散歩をしばらく放棄していた。
その鴨川、さすがに秋だった。彼岸花の真紅が河原に続いていた。以前よりも株数が増えているように感じた。その彼岸花の多いのは丸太町よりも上流である。
鴨川の右岸(西側)は工事(冬の河岸もしくは橋の補強工事)続きで植物も落ち着かないのだろう、彼岸花も少ない。しかし左岸(東側)の流れ近くは工事もなく、彼岸花が増殖中である。上流部や近所から、大雨のたびに球根が流れ着くのだろうか。
季節は間違いなく進んでいる。しかし10年、20年の時間で見るとどうなのだろう。植生も変化していくのだろうなと思う。彼岸花がどうなるのかは不明ながら、その強さからして大繁茂するかもしれない。「今日見る彼岸花は、明日見ると違うかも」と思いながら、鴨川を歩いた。

2022/09/21


トップへ戻る