川北英隆のブログ

大日岳を経て大御影山へ

能登越は草原になっている。天増川へ下る道標がある。倉見に下る道は、そこから数分上がった箇所にあり、「闇見神社」と書かれている。
その先からテープが少なくなる。690mのピークを越して下っていくと、道が怪しくなった。よく見ると左手(西側)に古い林道らしきものがあったので、それに下りた。すぐに天増川から上がってくる車道(かつて726mのピーク付近にあった無線中継所用)と合流する。
そのまま車道を歩いてもいいのだが、途中から右手へ尾根に入り、踏み跡をたどって726mのピークに上がった。ピークのすぐ北側は駐車場で、たくさんの車が停まっていた。稜線の北東側で送電塔の工事をしているようで、ヘリがしきりと資材を運んでいた。頭上をヘリが飛ぶため、少し危険を感じる。
726mのピークから主稜線は東を向き、送電塔の巡視路になる。北側に資材運搬用の小型モノレールも設置されている。原発用の送電線のようだ。
広葉樹林の中を大日岳と呼ばれる750mのピークへ登る。かつて750.7mの三角点があったらしい。今は大きな送電塔が建ち、小さな太陽光発電パネルも設置されている。このピーク付近で主稜線は南に向きを変える。天増川の源流部を時計回りに歩いてきたわけだ。
送電塔の少し先で木陰に入り、昼食にした。日差しが暑く、水分を十分補給する必要もあった。三十三間山から大日岳までの稜線が見渡せた。送電線が邪魔だったが。
昼食後、すぐに素晴らしいブナ林の中に入った。その中を緩やかな登りが続く。若狭美浜トレイルになっているようで、テープも適当にあり、歩きやすかった。高島トレイルとの合流地点、850mのピークに簡単に着いた。
三重岳への分岐を南に分け、大御影山に向けて東の稜線に入る。尾根は緩やかに下り、やがて吊尾根状になる。木の間から反射板のある大御影山が見える。三重岳の長い尾根と山頂も確認できた。
吊尾根の先で下草が多くなり、やがて灌木混じりの登りが始まる。そこで登山者と出会った。お婆さんだったので、どこから来たのか、どう下りるのか少し心配になった。登っていくと石灰岩の大きな岩がある。
山頂付近は踏み跡が少し複雑だった。適当に歩き、まずは反射板のあるピークに出た。その後、地図を見ながら東に歩き、すぐに大御影山の三角点(949.9m、点名は野呂尾)に着いた。先客が1人いた。美浜側と三重岳の展望があった。
三十三間山から大日岳まで1時間40分、大日岳から大御影山まで1時間50分だった。
上の写真は送電塔の経つ大日岳である。左手の尾根を三十三間山から歩いた。下は大御影山への登りから見た山頂である。小さく反射板が見える。
20221004大日岳.jpg

20221004大御影山を.jpg

2022/10/04


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