川北英隆のブログ

虫歯を抜く

虫歯だった奥歯を抜いた。抜いたのは、小学校の時だったかになった初めての虫歯。当時は痛んだ部分を削り、金属の詰め物をした。その詰め物が2回くらい取れただろうか。最後は痛んだ部分を削っても金属を詰められなくなった。そこで金属を被せた。
今回はその歯の歯茎部分が痛み始めた。朝起きるとディズニーの漫画映画のように腫れている。平日だったため、入っていた予定をキャンセルせざるをえない状況だった。しかも京都に来て数回通っている歯医者が土日の開院の代わりに、当日は休みだった。そこで良さそうな歯医者を探し、飛び込みで行った。
レントゲンとMRIを撮ったところ、虫歯の残っている部分が縦に破れていて、そこから細菌が歯茎部分に入っているようだという。奥深く入った細菌を殺す治療もできるが、割れ目が細菌の通り道になっているから完治は難しく、爆弾を抱えたようなもの、抜くのが一番だとの見立てだった。
抜いた後はブリッジにするという。「抜いたまま放っといたらどうなるの」と質問したところ、今まで噛み合っていた歯が伸びてきて、それが支障になるという。
仕方ないので、まずは虫歯を抜いた。それを見せてもらったところ、割れた歯の片方は腐った感じで黒くボロボロになっていた。もう片方は健在で、かつ根がしっかりしていたそうだ。そのためなかなか抜けなかったと。
診察台に座ってから50分かかった。部分麻酔をしていたものの、なかなかの苦痛である。
実は歯を抜くのは2回めである。最初に抜いたのは奥歯で、鬼歯になっていた。もう30年くらい前、その付け根部分が虫歯になった。その歯は虫歯のためにボロボロで、1時間以上かけても抜けず、歯医者が「抜けないので根を残した、これで痛むようなら大学病院で手術しかない」とのことだった。幸い痛くはならず、根が残ったままになっている。
つまり、今回のように根こそぎ刃を抜くのは初めてである。この先どうなることやら。

2022/11/26


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