川北英隆のブログ

飛鳥の貝吹山と周辺を歩く

久しぶりにM君と山に出かけた。この歳になるとお互いにいろいろと支障が生じる。やっと二人で山に行くことが可能となり、試しに低山から始めた。
行き先は、前から冬の候補だと考えていた飛鳥というか畝傍山の西側である。近鉄南大阪線の坊城駅から歩き始め、その南にある忌部山(109m)に立ち寄った。南側の八王子神社に参った後、その裏手に分け入ればすぐに山頂部なのだが、二重にフェンスがあり、山頂には立ち入れない。フェンスの中の高みはコンクリートで固めてある。第2次世界大戦中に高射砲が設置してあったのではないかと推察したが、未確認である。
その後、新沢千塚の総数約600基からなる古墳群(群集墳)を散策しつつ、宣化天皇陵の前を通り、貝吹山(209.9m)へ北側の尾根から登った。アップダウンがあり、クヌギの多い尾根だった。
貝吹山には大和の豪族だった越智氏の城があった。山頂部はまさに城跡の雰囲気である。また葛城から金剛山が真正面に見え、また奈良盆地の展望もある。北風が冷たい中、展望を愛でながら少し遅めの昼食にした。
貝吹山からは南に下った。竹に覆われた下りだった。低山だからすぐに車道に出る。下りた地点にカンジョ古墳があったので立ち寄り、後は東に歩いて真弓鑵子塚(まゆみかんすづか)古墳、牽牛子塚(けんごしづか)古墳、岩屋山古墳を訪ね、近鉄吉野線の飛鳥駅に出た。
坊城駅から飛鳥駅までトータルで4時間の散策だった。
上の写真はグーグルマップで見た新沢千塚である。小さな古墳がボコボコしている。下は貝吹山山頂からの金剛山(左)と葛城山である。いつ見ても大きな山である。
20221201新沢千塚.jpg

20221201貝吹山山頂からの金剛と葛城.jpg

2022/12/01


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