川北英隆のブログ

大根の葉は経営者の鮮度

今日のわが家の食事は最高だったと書いておこう。何が食卓に並んだのか。サラリーマン時代の同期の実家、周防大島で味わったメバルの煮付けと、大根葉の炒め物だった。他に野菜や海藻の煮炊き物があり、富山の応援になるかという昆布で巻いた蒲鉾も。
2022年の年末に書いていたのが、大根葉を炒めた料理である。僕のブログにはグーグルによる検索用の窓を付けているが、それで検索しても引っかからなかった。そこでパソコンに保存してあるファイルを検索したところ、22年の12/9と12/10だった。
今日食べたのは、大根葉と一緒に、シイタケ、ジャコ、削りカツオ、ゴマが入っていた。それをゴマ油と醤油で炒めたとか。これが抜群の料理になる。以前からのわが家の冬の定番料理でもある。大根葉は時々しか手に入らないが。
その大根葉、正確には葉付き大根は近所のスーパーでは売っていない。ましてや百貨店に売っているわけもない。だから地方の山を歩いたついでに、見つけたらだが、買って帰る。地方から京都に売りに来る出店に並ぶことがあるので、その時に買う。という具合だ。
「そんな料理、誰が食べるのや、素人田舎料理か」と言うところだが、料理番組に登場する大原千鶴さんのレシピにちゃんと登場している。大根葉の料理のことを書こうとして、「そういえば確か見たな」と思い出し、「大原千鶴 大根葉」で検索したところ、そのレシピが出てきた。わが家のとは少し違うが、似たようなものだろう。
そんな大根の葉を捨ててしまうなんて、もったいない。環境に優しくないし、飢えた多数の民族のことを思うと社会性にも反している。
日本では、運びにくい、サイズが揃わないという理由だけで捨ててしまうのだろう。それに葉が付いていると、その大根が新鮮なのか、引き抜いてから日が経っているのかが簡単に分かってしまう。
売り手の都合で商品の姿を変えてしまうなんて、そんな大根葉の廃棄処理を続けるスーパーなんて、「経営者がアホや」と簡単に分かってしまう。「大根に葉があるのかないのか、それを見れば経営者の鮮度が分かる」、そういうことだろう。

2024/01/23


トップへ戻る