川北英隆のブログ

日本の猫たちの春

パタゴニアの猫をアップしたついでに日本の猫もアップしておく。最近の日本、町中で猫を見る機会が少なくなったし、そう書いたのだが、「悪口を言えば・・」ということだろうか、猫を立て続けに見た。
最初の写真は実家のある郡山の猫である。
近鉄の駅で京都行き急行を待っていると、後ろでガサっという音がした。ホームの裏側に溝があり、すぐ奥が住宅になっている。見ると、その溝の縁に猫がいた。メス(キジトラ)が堂々と尻尾を立てて歩き、そのすぐ後ろにオス(黒っぽいの)が従っていた。猫の春のようだ。
猫たちはすぐに住宅の隙間に消えたが、しばらく後、もう一度音がして、2匹が住宅の塀の上に乗った。
「塀の上を歩くのか、政治家みたいやな」とは無駄口をたたかず、ちょうど手にしていたスマホで写真を撮った。
カミさんにその猫の写真を見せると、「猫相(にゃんそう)が悪いな」との感想。「そら塀の上に内側から飛び上がったさかいにな」とは言わなかったが。
次の写真は京都市営地下鉄の西大路御池駅近く、そこに残る御土居で見かけた猫である。
猫が通りを小走りに歩き、御土居に向かって曲がった。こちらもしばらく歩き、御土居の入口に着いてから見ると、御土居に向かって立ち並ぶ鳥居の下に猫が神妙そうに座っていた。
「お稲荷さんに祈ってるのか」と無言で声をかけたところ、猫が振り返った。「そうや、邪魔やな」と言っているのかもしれない。スマホで写真を撮ろうとしたところ、それも気になるらしく、何回も振り返ったものの、動く気配がなかった。
「春が近づいているので、地べたに座っても冷たくないのかな」と思う。今年の春の到来に感謝しつつも、「夏があまり暑くならないように」と祈っているのか。それとも「油揚げがほしいな」とねだっているのか。
御土居、かつてはキツネが住んでいたのかもしれない。今は多分、写真の茶トラの縄張りなのだろう。猫相は悪くなかった。
20240317郡山の猫.jpg

20240317御土居の猫.jpg

2024/03/17


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