川北英隆のブログ

角尾山塊を歩く

鳴尾山から西向いに角尾山が見える。滝駅からの細い道が大きな車道とぶつかった付近まで戻れば登山道は明瞭そうなのだが、遠回りである。そこで西脇の水道施設から西に下り、大きな車道を横切り、直進して地形図の「平野町」村落の南にある溜池の堰堤下に出た。
堰堤下から南に折れる。良い道なものの、溜池の上に獣避けがあった。それをくぐり、溜池のある谷の東側の高台に上がる。大きな工場(藤井電工)の裏手に出るのだが、その手前にお地蔵さんがある。昔は参道だったのかもしれない。
工場裏手にある「奥の谷コース」の標識に従い、東南東に向きを変える。沢沿いに歩き、巡視路の標識のある地点で沢を渡る。半分朽ちたような橋がある。その後は角尾山の東尾根への直登になる。
稜線に出ると八王子池からの道と合流する。東側の展望がよく、鳴尾山が送電線の向こうに見えた。稜線を登り、ピークを越えて道が南西を向くと、三角点(279.2m、点名は下新田)があった。「引尾山」のプレートが掛かっていた。展望はない。ここで正午になり、また久しぶりの歩きで疲れが出てきたので軽く昼食にした。
引尾山からは高度差50mほど下り、角尾山の南東尾根へと登り返す。その南東尾根とぶつかる地点に標識があり、「八王子池 通行止め」とあった。イノシシが出るからとか。
南東尾根に出ると送電塔があり、そのすぐ先に山の頂上が見えた。ただし山頂との間には2つピークがあり、また小さいながらも岩場がある。地形図で見るのとは違い、低山ながら手強い面がある。とくに山頂手前の岩場は遠くからでも目立つ。
角尾山の山頂は切り開かれていた。展望がいい。三角点(343.7m、点名は熊ノ尾)は一段高い場所にあった。
西に千ヶ峰、笠形山、雪彦山、東に西光寺山の展望を楽しんだ後、まず奥の谷コースとの合流点まで戻り、そのまま南東尾根を下った。平らな尾根だと思ったのだが、小さいながらも尖ったピークが続き、その南側が岩の斜面になっていて、なかなかである。
272mの独立標高点ピークから標高200mの鞍部まで下ると、巻道と尾根道が分かれる。巻道は光明寺という大きな寺院に向かうらしい。
今回は尾根道をたどった。これまで見られなかった常緑広葉樹のカシも混じっていた。1つピークを越し、次のピークに登ると三角点(258.3m、点名は光明寺)があった。「扇山」と「五峰山」のプレートがある。後者の五峰山は光明寺の山号である。
小休止の後、滝野へと下った。すぐに光明寺への道を分ける。その後は巡視路を兼ねた道になる。下り切り、車道に出ると滝野駅は近い。
写真、上は角尾山である。右側のピークが山頂で、その左下に小さな白い部分がある。それが岩場である。下は角尾山の山頂である。
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2024/03/23


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