川北英隆のブログ

和田森を越え安堵山へ

今回の「果無山脈縦走」ツアーの参加者は9名、ガイドと添乗員が1名ずつ、これに運転手を入れて合計12名がマイクロバスで大阪駅前を出発した。朝7時過ぎである。帰りの大阪駅前着が夜の8時頃であるため、2日間たっぷりの山行となる。
和歌山に近づくと山に桜が目立ち始めた。有田インターで高速を下りた後、龍神村の中心部までは2車線の国道だった。龍神温泉は父親が好きな温泉だったのだが、僕は今回通るのが初めてだった。「これが龍神の秘境かいな」と思えるほどに道は良かったのだが、丹生ノ川沿いの県道(今は一部が国道?)に入ると、1車線の秘境らしい道(とはいえ舗装の道)に変わった。マイクロバスでもぎりぎりの箇所があった。
11時過ぎ、登山口のヤマセミの里キャンプ場で下車し、早めの昼食となった。キャンプ場はまだ冬季休業中で、4/1からオープンとか。
昼食の後、マイクロバスならもう少し入れるというので、標高差80mほど登り、小森集落の上部まで運んでもらった。そこには和田ノ森と奥辺路(おくへち)の道標がある。熊野古道の知名度が上がったため、かつての修験道だった奥辺路の整備も行われているらしい。「熊野古道 奥辺路」で検索すると情報が出てくる。
その道標に従い、植林の中に付けられた道を登っていく。急な箇所もあるが、道は上手く付けられていて、明瞭かつ歩きやすい。
稜線らしくなると傾斜が緩やかになり、大きな松や広葉樹が現れる。991mの独立標高点ピークを越し、もう一登りすると和田森(1049m)に着く。展望はなく、少し雑然としたピークだった。
和田森から少し下った後、小さなアップダウンが続く。やがて北側が大きく伐採された箇所に着く。大峰の南側、奥高野の展望が得られた。山名の特定は難しいものの、「歩いてみたい」と思える景色だった。
展望地から高度差100mほどを一気に登り、その後アップダウンを経て安堵山に着いた。三角点(118.1m、点名は東原)がある。広葉樹林の中のピークのため、展望はない。
安堵山から下ると木材の集積場の跡?に出て、林道を少し歩く。その後、再び稜線を歩くのだが、すぐに舗装された林道に出る。今も使われている丹生ノ川から熊野川へと続く幹線林道らしい。そこで我々のマイクロバスと出会った。次の冷水山で手迎えてくれるための前準備のようだ。
写真を3枚アップする。順に、和田森山頂、伐採地からの安堵山方面、安堵山山頂である。
20240402和田森.jpg

20240402安堵山の先の伐採地.jpg

20240402安堵山.jpg

2024/04/02


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