川北英隆のブログ

アラックというココナッツ酒

スリランカでは自分用の土産としてアラック(arrack)を買った。アラックとは、ココヤシのまだ咲いていない花の樹液を集め、発酵、蒸留し、それをハラミルという木の樽で数年寝かせた酒らしい。アルコール度数は33.5%とある。
arrackもしくはaraqはアラビア語に起源があるとか。蒸留酒一般に対する呼び名らしい。スリランカの場合、蒸留する前の段階がココヤシの花の芽からの樹液である。
スリランカのアラックがどんなものかと言えば、ウィスキーとおなじ色が付いている。香りは少ない。飲むと少し甘みを感じる。この点はサトウキビから作られるラム酒に似ているようだ。
アラックを調べていると、サッポロビールのサイトに行き着いた。そこには、ココヤシの樹液が発酵しただけの酒はトディーと呼ばれるとあり、地元での戦では象に飲ませたとも書いてある。
アラックはもちろん、トディーなんて知らなかったから、残念ながら口にしなかった。再度、スリランカに旅行する機会があれば、トディーを是非とも飲んでみたいと思う。樹液の甘く濃厚な味がして、さぞかし美味しかろうと思ってしまう。
写真はアラックのボトル(ハーフサイズ)である。先行して飲んでいた同行者が「美味い」といわないものだから、つい遠慮してハーフサイズにした。現地通貨が少なくなっていたこともある。
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2025/02/24


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