以前にも書いたと思うが、僕は賭博が嫌いである。儲かるわけがないのにかなりの時間を消費し、しかも雰囲気の悪い中で過ごして何が楽しいのかと思う。でも、政府は公営賭博を「推奨」している。さらに、オンラインはダメとか。ちぐはぐ過ぎる。
僕がやったことのある広義の賭博は、大学生の時にパチンコを3回程度、社会人になって嫌々麻雀を5回程度、ラスベガスでのカジノを1回かな。パチンコやカジノは時間だけを浪費する。麻雀は確か低いレートだったこともあり、時間がかかって空気も至極悪い。
民放を見ていると、宝くじや競馬をはじめ、公営賭博の宣伝が目立つ。そんなにアピールしてまで国民を賭博に導きたいのかと思う。その一方でオンラインカジノを「ダメよ、ダメよ、ダメなのよ」と言わんばかりに、野球選手を生贄として検挙する。しかも万博会場の隣だったか、新たな公営賭博場の建設が始まるとか、始まったとか。
ほんま、身勝手な、複数の顔を持った政府だと思う。つまり、国や地方政府が胴元となって儲けたいがために賭博を煽り、一方で「賭博は違法」「中毒になる」とかできつくダメだとか。それでは股裂き、「どうすりゃいいのさ、この私」的に悩んでしまう。僕には関係ないことだが。
政府として活動資金を得るために儲けたいとの願望を仮に認めるとしても、それなら、たとえば「1万円注ぎ込んで、配当として返ってくるのは5000円でしかない」とか、事実を明確に伝えるべきである。1等賞金1億円とか前後賞合わせて5億円とか(金額は適当だが)、そればかり伝えるのは、証券投資では「絶対に儲かりまっせ」と言うに等しく、お縄ものでしかない。大阪で始まるカジノも、今日の予定還元率は何々%と公表すべきである。
どうなってるのか日本政府、「もっとしっかりすべきだ」と言う前に、「もっと国民に対して誠実であるべきだ」と思う。
2025/05/10