川北英隆のブログ

京都の松茸2

10/6に松茸のことを書いた。今日、その松茸(春は筍)の老舗の前を通った。少し前から気になっていたのだが、この一週間ほど、店頭にずらっと並んだ松茸を見かけない。聞くと、今年は不作だという。
10月の初めにはかなり入荷したらしいが、その後、あまり入らなくなったので、予約の客(地方発送等)を優先していて、店頭には並ばないのだという。値段も去年よりも高いそうだ。また、10月の初めに入荷したのは虫が多かったとも。10月初め、「多少虫あり」の家庭用の松茸が去年よりも多いように感じたのは、そういう理由だったのかもしれない。
ついでに直営の料理店のことを家内が質問したが、料理人が揃わないから休業しているのだそうだ。これまでの料理人は年輩者で、たばこも酒も好きそうだった。料理人が自分の肴のために料理を作っているのかと思ったくらいだ。
1年ほど前まで店を取り仕切っていたお姉さんがいなくなり、その後は料理人が「田舎芸者風の客」と喋ってばかりいた。「あの田舎芸者と駆け落ちしたのと違うか」というのが家内の説である。少なくとも、当分、料理店は再開しないだろうと思える。

2009/10/18


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