川北英隆のブログ

左々舎の猫、冥福を

久しぶりに神田明神下の左々舎に行った。店の前の床几に花が飾られていたので、もしやと思ったが、やはり看板猫の三毛が死んだそうだ。
弱っていたことを7/23に書いた。だから老衰か病気をこじらせたのかと思ったが、店の前で交通事故に遭ったそうだ。8/21だったそうである。年齢は、前に聞いたのと少しだけ違っていて、25歳2カ月ということだ。冥福を祈りたい。
帰りに、毎年のことだが、嵐山光三郎、南伸坊らの俳画カレンダーをもらった。南伸坊のものが4枚あり、すべて猫である。そのうち8月も南伸坊が描いていた。この月の猫だけが三毛で、堂々と歩く姿である。嵐山光三郎には三毛猫が死んだことを伝えたそうだが、南伸坊は知らないとか。しかし、死んだ月に三毛猫を堂々とした姿で登場させているのは、何かが伝わったのだろう。それだけで「良かった」と思った。
店には床几とともに、カウンターの上にも花(ラン)があった。三毛猫が店の看板だった証拠である。

2009/10/30


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