川北英隆のブログ

都会にイタチ

一昨日だったか、家に帰りつく間際にイタチを見た。かつての小学校の敷地から出てきて道路を横切り、向かいの駐車場に入っていった。
晩のことだったので、最初は猫かと思ったが、それにしては小さいのでよく見るとイタチだった。道路を横切る途中で街灯に照らし出された。薄茶の毛並みで、どちらかというと黄色に近かった。日本産のイタチではなく、ペットとして飼われていたのが逃げ出したのか、放り出された可能性もある。
昔、奈良の実家にもイタチがいた。隣がニワトリを飼っていたが、イタチに卵をよく盗まれるというので、瀬戸物の卵を置いていたように記憶している。昼間、松に登った姿を見たこともある。茶色の毛並みだった。
山ではイタチの類はほとんど見かけない。記憶では一回くらい、それも民家からほんの少し山に入った地点だった。民家の方が、卵はともかく、ネズミなどの餌が多いのかもしれない。それにしても一昨日のは京都の中心部だったので、少し感動した。ペットの成れの果てだったら、そんなものかもしれないが。
その日は雪も少し降った寒い日だった。襟巻にちょうどよさそうとも思い、一匹欲しくなった(というのは、後で思いついた話だが)。

2010/01/15


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