川北英隆のブログ

竜に咬まれて階段に思う

ドラケンスバーグの竜に膝を咬まれて2週間以上経過した。大分回復しているが、まだ完全に膝を曲げることができない。怖くて曲げていないと言った方が正確かもしれない。そんな状態で感じたことがある。
それは、地下鉄や電車の駅の階段が不便だということである。上りはまだましだし、ゆるい坂道なら上りも下りも苦にならない。しかし、階段の下りがびっこになってしまう。反対の足を次に階段に下ろすには、咬まれた足を曲げなければならないからだ。
これに対して、駅には上りのエスカレーターは設置されているが、下りのない所が多い。エレベーターを探せばいいのだろうが、どこにあるのか一目ではわからない。仕方ないので、階段をえっちらこと一段ずつ歩くことになる。
下りのエスカレーターがないのはどうしたわけだと思う。というのも、山登りでも下りが一番危ない。家内の母親も上りよりも下りが大変だという。もっとも、同僚が肉離れで松葉杖を突いているが、状況を聞いたところ、上りの方が苦労するそうだ。
バリアフリーにするのなら、階段の上りも下りも対応すべきだろう。それとも竜はやはり昇るのであって、下ってはいけないのか。

2010/03/10


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