川北英隆のブログ

鴨川の桜とカラスと

いよいよ春である。朝、研究室に用事があり、鴨川を往復。昼食後に東京に出てきた。いろいろ、春を味わえた。
筍と松茸の老舗の前を通ると、店先に筍を並べる用意が忙しそうだった。八百屋にも小さな筍が並び始めた。昼飯に小さな筍を食べた。
鴨川の桜にピンクになった蕾が目立つようになった。歩いていると、一枝だけ、花の開いた木を見つけた。新幹線で熱海を通り過ぎる時、桜が三分咲き程度なのを発見した。さすがに東京の桜は咲いていなかった。いつも一番早く咲く桜の木も(毎年目を付けて観察しているのだが)、まだ咲いていなかった。
鴨川の河原にカラスが群がっていた。2月の工事で中州をどけた所だ。水が流れているのだが、浅瀬となっている。そこに10羽近くのカラスがいた。春だから水で遊んでいるのかと思ったら、そうではなかった。水に浸かった石をひっくり返し、石の下にいる虫を食べているようだった。「さすがカラス、賢いやん」と思った。携帯を見ながら車道を横断する学生や、降りる客がいるのにドアに群がる乗客より賢いかも。そう言えば、ご飯を「ふうふう」しながら食べる女優とも比べておこう。というのも、「そんなアホなやつは許せん」というようなことを家内が言っていたから。

2010/03/18


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