川北英隆のブログ

ネコに駆け込む

季節物かどうか不明だが、郵便のおかげで運動ができた話である。昨年の今頃も郵便の悪口を書いたと思って調べたら、6月だった。去年よりも郵便の巡りは少し早い。
そもそもは原稿の締め切りを忘れていたことから始まる。今朝、机を整理していたら、明日までに送れという原稿があった。以前のバージョンの改訂なので、添付ファイルというわけにいかない。送られてきていた70枚くらいの紙に赤を入れて送り返す必要がある。仕方ないので、近くのポストに行き、郵便物を集める時間を調べた。夕方6時前が最終となっていた。宛先は東京なので速達で着くと計算し、作業を始めた。
何とか5時前に作業が終わり、中京郵便局のポストに投函することとした。局なら家の近くのポストより頻繁に集めているはずだと踏んだわけだ。中京郵便局まで5分少し、観光客をかき分けて到着し、投函する前に念のために時間を確認した。「えっ」と叫びそうになった。休日は3時台で終わりである。
「家の近くのポストに書いてあった時間は何や」、「いずれにしても、このポストに入れるのは危険」ということで、もう一度、家の近くのポストを経由して時間を確かめたところ、やはり5時台に「毎日」と書いてあった。毎日というのは平日の毎日なのか、よく分からない表示だし、中京郵便局のポストの書き方と異なっている。「郵便は避けた方がええ」、「クロネコに駆け込むしかない」と判断し、急いで新しい封筒に詰め込み直し、近所のネコの溜まり場に駆け込んだ。
ネコ曰く、ゴールデンウィークで高速が混雑するかもしれず、明日着くとは保証できないと。しかし、明日はまだ平日だし、何とかなりそうだと勝手に思い込み、そのままネコに預けてきた次第である。
すぐに休む郵便と、毎日やっているネコと、どちらが便利か歴然としている。そうそう、料金も、速達とネコとで大差がない。ポストに投函した郵便物を集めることくらい、休日もちゃんとやったらどうやと言いたい。そうでないと郵便の圧敗が続くだろう。
翌日談;今日、すなわち翌日の朝一番に届いたとの連絡あり。ネコは速いねえ。

2010/04/29


トップへ戻る