川北英隆のブログ

大雨の後の鴨川

昨夜から、京都ではかなりの雨が降った。今日(5/24)の午前中も時折激しかった。ネットで雨の状況を観察していたら、断続的に大雨をもたらす雲が京都に近づいていた。そんな日、川沿いを歩くのは楽しい。
3時頃、雨が上がったのと、義務的な仕事を何とか片付けたので、鴨川を歩いた。
今日は、河川の土砂が取り除かれてから初めての大雨だろう。明日、どうなっているのか楽しみである。
それはともかく、四条大橋の下で囲いを作りアヒルを飼っている優雅人(橋下住人をそう呼ぶことにした)は、先斗町の川床の下を流れるせせらぎに避難しているカモにも餌をやっていた。安心させ、太らせて鍋にするのだろうか。
サギもカモもあまり姿はなかったが、居た連中の多くは川岸に避難していた。彼らの休み場所である中洲が濁流の下に隠れたためだろう。そんななか、疲れたのか、トビも一羽、川岸に降りていた。ずぶ濡れになっていたから弱っていたのかもしれない。そのトビと同じで、弱っているハトもいた(皮肉ではなく、本当に雨に撃たれた、違う、打たれたハトがいた)。
それにしても、鴨川にはゴミが多い。ペットボトルが何かの加減で、濁流の端に集まり、渦を巻いていた。大きな網ですくえば気持ちよさそうだった。
そこで思い出したのが40年も前の学生時代、やはり大雨の後で鴨川を歩いたことだ。当時はゴミではなく、小魚が比較的静かな流れの所にかたまっていた。誰かがその小魚を網ですくうていた。それを見て、「放せる池と、すくえる網があればなあ」と思いながら歩いたものだ。
その魚を食べようなんて、腹を空かせた学生時代でも考えもしなかった。今日も考えなかったが。って、カモでは考えたか。

2010/05/25


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