川北英隆のブログ

朝の京を散歩する

今年は祇園祭の宵山を楽しむ機会がないままに終わる。少し寂しいので、今朝、速達を投函するついでに室町から新町を散歩し、鉾や山の朝を見物することにした。
最近の宵山は、宵々、宵々々を含めて人出が多く、ゆっくりと見物とはいかない。観光客が着実に増えているようだ。
そこで、朝の祇園祭もいいものである。といっても、祇園囃子はないし、露天もほとんどが(と書いたのは、何と一軒、みたらし団子やが開店していたが)閉まっているし、裏舞台を見て歩くという雰囲気だが。でも、ゆっくりと鉾や山の飾りが見られる。
しかも、民家というか町屋の祭りの日の飾りがいろいろとあって面白い。室町から新町は立派な家も残っているし。そうそう、正月に室町や新町を歩いたことがあるが、これもなかなかの風情である。
最後に、町内に菊水鉾の日和神楽というのか、出前の祇園囃子がやってくるので、礼を尽くしてそのご神体の菊水鉾を拝んでおいた。今年の菊水鉾はくじ運が良く、3番目に登場だそうだ。
知り合いの税理士がその菊水鉾が飾られる横のビルの最上階に事務所を構えていて、そのベランダから鉾を間近に見ることができるのだが、今年も押しかけられなかった。また来年である。
今日はこれから東京(このブログを書いたのはまだ朝)、宵山は完全にパスである。

2010/07/16


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