川北英隆のブログ

早朝の京都の発見

先日、経営管理大学院の学生と前期の打ち上げをやったところ、大文字山に行きたいと言うのがいた。山を歩くのは大いに歓迎なので、今日の朝、実行した。集合は京大の正門、学生は男二人である。
暑いので、夜明けとともに動き始めた。
鴨川を歩き、二条の橋の下を通った。優雅人の猫が川で水を飲んでいた。日の出と共にお目覚めの様子だ。その近く、歩道のコンクリートの上で、まさに死んだように寝ていた男二人(同じ男二人でも学生ではない)はご主人様だろうか。合計8匹の猫を数えた。
よく考えると(ってどんな生活や)、今日は平日、登っている人が少なかった。火床の下部にはオニユリ、山腹にはリョウブが咲いていた。リョウブは昨年よりも遅かったようだ。
大文字から下りると、日向神社の付近に住むというオバさんと一緒になった。「野生のサルやイノシシに注意」の看板の話になると、「ほんまに出る」とのこと。日向神社の下の寺を通る所に設けられた柵はイノシシ避けだという。また、サルは、オバさんの買い物帰りの時間をよく知っていて、スーパーの袋で帰ろうものなら、木の上から一気に降りてきて奪うのだという。登山者を襲わないのは、スーパーの袋をかかえた出で立ちではないからだろう。
学生とは蹴上で別れた。二人は南禅寺から哲学の道を歩いて大学方面まで歩いたはずである。こちらは、いつものように三条通りを歩いて家に戻った。帰ると、まだ9時前だった。いつもは夜遅く、うなぎ屋の向かいにうろうろしている猫を見かけた。うなぎ屋から出てきたのもいたことを思うと、ひょっとして飼われているのかもしれない。これも新発見である。

2010/07/30


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