川北英隆のブログ

山用品の進歩

今使っている山の用品のほとんどは10年から15年前に購入したものである。登山靴(トレッキング用)だけは消耗が激しくて別だが。用具の買い替えを進めつつあるが、その進歩は嬉しい。
山用にフリースを初めて入手したのが1995年だった。ウィンドストッパー付きのパタゴニアの製品で、軽くて暖かく、ビフォーアフターではないが、感涙ものだった。アメリカのアウトレットの店で買ったのでそんなに高くなく、機能当たりの単価はお得感に満ちていた。
そのうちフリースが珍しくなくなり、かさばることがやっかいになってきた。ダウンはかさばらないのだが、雨や湿気に弱い。
と思っていると、ナノ・パフなる素材を使った製品がパタゴニアのパンフレットに登場した。昨年、実は山用にウィンドストッパー付きフリースの二代目を買ったとこなので、「ウーン、早まったか」と思っている。しかし、ナノ・パフは軽く、コンパクトになり、濡れても保温力があるというので、どうしようか迷っているのが正直なところ。
普段に使っている山用のズボンは、「アメリカの通販で買ったが、大きい」ということで、友人からもらったナイロン製(だと思う)のパンツである。軽くて、丈夫で、濡れても乾きがいい。やはり15年近く使っているので、何回一緒に山に行ったことか。
そのパンツが気に入ったので同じようなものを別のアメリカの通販で買って、普段の山用のパンツと一緒に旅行に持参していた。実はドラゲンスバーグで膝にケガをしたのがその自分で買ったパンツだった。見ると、生地が岩の角で破れていた。友人からもらったパンツとの差は、膝の補強がなく、生地全体が薄いことである。そこで、新しく、登山用のパンツを購入した。店には伸縮性のある山のパンツが並んでおり、着実に素材が進歩している。
ザックはたくさん持っている。家内が「汗臭いし、じゃまだから整理しろ」と言うが、それぞれに愛着がある。最近、旅行用を兼ねて使っているのは2年前に買ったと思う。これがパラシュート用の布(コーデュラ)を使っていて、非常に軽い。気に入ったので、もう1つ、同じ布の新しいものを買った。
軽いザックを使い始めると、古くて重いものは「トレーニング」と思わないと使えない。それとも、缶ビールをケースで買いに行く時の運搬用かも。実は、わが家には車がないので。

2010/09/20


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