川北英隆のブログ

コッペ蟹(セコ蟹)

関西に戻って良かったと思うことの一つがコッペ蟹(セコ蟹)である。季節は今、ぼちぼち店頭に並んでいる。
検索して調べてもらえればいいのだが、要するに松葉蟹のメスである。店頭にはそれを茹でたのを売っている。オスのように大きくないが、実はメスの方が美味いと思う。
どんなのかといえば、殻の外にブドウ状の赤い卵がある。まずそれを醤油と酢のタレをつけて食べる。その後、殻を開いて濃いオレンジ色と薄茶のカニ味噌を食べる。その後は脚の身だが、こちらは松葉蟹ほど豊富ではないはずだ。「はずだ」とは、コッペ蟹はともかく、松葉蟹を食べたのはいつが最後かよく覚えていないので、本当に身が豊富かどうかも記憶がない(すかすかの脚もあったかな)。
昔(また昔の話になってしまう)、奈良ではセコ蟹と呼んでいた。季節になると魚屋の荷台にセコ蟹が入っている。それを時々買ってもらい、おやつ代わりに食べていた。一匹(一杯)5円か10円だったと思う。日本海から奈良までどんな経路で来たのかはしらないが、蟹は強いから、生きた状態に近く奈良まで運ばれたのだろうか。鯖や鱧で食中毒になった記憶はあるが、蟹はない。
それで、店によって値段がかなり異なるらしいが、昨日は3匹700円といっていたかな、その位で並んでいる(3匹980円だったとちゃちゃが入った)。京都の旅行のついでに、鴨の河原で食べるのも一興だろう。鳶に「美味そうだ」と狙われないようにして。

2010/11/21


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