川北英隆のブログ

イケメン、イクメンの裏の意味

今に始まったことではないが、訳の分からない言葉がメディアに氾濫している。それどころか気持ち悪い。イケメン、イクメンが最たるもの、その言葉に関西人として吐きそうになる。
関西人(もっと狭い地域かもしれない)からすると、「メン」とは雌や女性を表現している。雄や男は「オン」である。「おんどりゃー」の「おん」とは違うが(そう思っている)。だから、「メン」と言われても、英語のmanの複数形menやなんて、にわかにイメージできない。
奈良や河内では(間違ってたらゴメンねってとこだが)、喧嘩なんかのとき、「このメンタ」、「このオンタ」って発して、相手を軽蔑、威嚇する。
その一方で、昆虫の場合は蔑視にならない。セミやクワガタやカブトムシを捕まえると、「これはオンタやな」、「メンタやな」と評価することになる。一般的にオスかメスかを表現するだけだ。
ということで、「イケメン」を最初に耳にしたとき、「いかしたメンタ」つまり「ストリートガール」をイメージした。これからは「イケメン」に、この裏の意味を持たせようかとも思う。
「イクメン」なんて、「メンタを育てる」ということだろうから、昔の売春宿の遣り手ババアをイメージしてしまう。
まあ、変に日本語と英語を混ぜ、さらに縮めてしまうと、ろくなことがない。それとも関西人の言葉が絶滅危惧種だとでも。吉本に頑張ってもらわないと。
追記:大阪人のカミさん曰く、オンドリ、メンドリのオンとメンやと。そらそうや。立派な標準語や。

2011/02/24


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