川北英隆のブログ

仁和寺御室の桜

鯖寿司の後は仁和寺に行くことにした。遅咲きで有名な御室の桜を見るためである。ホームページで調べたところ、金曜日が満開、土曜日は散り始めとのことだった。今年の桜は例年より遅いが。
土曜日の午後、京都はかなり強い雨だった。晴れていればのんびりと電車で行くつもりだったが、タクシーにした。京都はこじんまりとしているので、タクシー代2000円程度でかなりいろんな所に行ける。
仁和寺だが、過去2回訪れたと記憶している。大きな寺という印象意外、何もなかった。今回はといえば、やはり御室の桜が印象的だった。木は小ぶりで、大きな幹がなく、細い幹が箒状に開いている。花は染井吉野よりも少し大きく、色も濃いように思えた。山桜のように葉と花が一緒である。雨でその花びらが無数に落ち、根元をピンク色に染めていた。
御室の桜は全部で200本あり、そのうち130本が一面に植わっている。背が低いので、桜畑といったところである。
仁和寺からの帰り、ついでに二条城を見学した。中に入るのは小学校か中学校の(どちらか忘れてしまったが)、遠足以来である。当時、メインである二の丸御殿の畳の上も歩かせてくれたと記憶しているが、今は廊下だけをぐるっと歩く。部屋の中も、襖絵の劣化を防ぐために暗い。仕方ないのだろうが。
二の丸御殿を出て本丸御殿に行った。こちらは全く記憶がない。かつては整備されていなかったため、遠足で立ち寄らなかった可能性がある。
遠方からの来客を案内しないかぎり、近くにある名所には(山であれば別だが)なかなか立ち寄らない。雨の中とはいえ、状況が分かって良かった。

2011/04/25


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