川北英隆のブログ

極悪人の奉加帳の輪

今日も仕事に疲れて戻ってくると、「何やこりゃ」というニュースがあった。当然、東電に関するもので、エダルはんが銀行の貸付債権の放棄に関する発言をしたという。
日経ネットによると、金融機関が債権放棄をしないと東電への公的資金注入に「国民の理解は到底得られない」と発言したらしい。要するに、「悪徳業者である東電にゼニを貸した者も悪徳業者と同罪、連座すべき」というらしい。
このエダルはん、福島原発に関して「政府に責任はない」との発言もしていた。5/2のブログ「政府は無責任の無責任」で感想を述べたとおりである。そういう意味では首尾一貫していて、政府は無垢で無罪。東電や銀行が極悪人であり、政府を騙したということになる。そのうち、東電に原発資材を納入した者、ウランを納入した者、土地を売り渡した者も連座になるかな。
もう1つは、政府の金銭的な負担を極力少なくしたいのだろう。こちらが本音かもしれない。秀才が考えそうな発想だ。わが家ではエダルはんが意外に可愛い?顔をしているので「猪八戒」と呼んでいる。今回はエダルはん自身の発想とはなかなか思えない。多分、裏に、秀才が控えているのだろう。で、銀行に負担させれば、最大4兆円の債権放棄が実現し、それと同額だけ政府の負担が軽くなるというわけだ。
でも、所詮は秀才、それで日本の銀行の体力が著しく落ちると、再び銀行に公的資金をつぎ込まないといけないこと、日本の金融市場がますます世界から見放されることを見逃してしまっている。これらは日本国にとって大損失だが、とにかく財政が危機的状態にある政府としては、自らの負担軽減が最優先ということのようだ。
電力会社だけでは奉加帳の効力に限りがある。金融機関も巻き込みたいということである。政府だけが蜘蛛の糸につかまり、地獄から脱出しようとしているのだが、まとわりつく雑魚を蹴散らそうとしたところ、蜘蛛の糸も切れてしまったということがないように。そう願うばかりだ。

2011/05/14


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