川北英隆のブログ

リュックサックを買う

大学から大文字山を越えるには荷物の問題がある。普通は手ぶらに近く行くのだが、それでも財布、携帯電話、研究室の鍵、USBメモリーくらいは持参しないといけない。それをどうするのか。
もう少し言えば、山越えすると汗をかくので、シャツの上に着た上着(カッター程度)を脱がないといけない。いいものがあった時のためにカメラも持参する。さらにはその日に必要な研究室での資料を持参、もしくは家用の資料を持ち帰らないといけないかもしれない。ということで、手とポケットだけでは収まらない荷物ができてしまう。
それらの荷物のために山用のリュックを持って行ったりするが、逆に大きすぎる。ということで(本当は売れ残りのTシャツ目当てで)ユニクロに出かけた。家内が予見していたように、当たり前だが、そんな季節外れのTシャツはなかった。あったのはハリポタのTシャツ、500円だけだった。普通に並んでいたのは、秋から冬用だった。
そんな中、目についたのが1990円の容量17リットルのリュックである。ハイキングから日帰りの山用のリュックは30リットル程度だから、17リットルは小さく感じる。「街中と大文字山用に、こりゃええ」というので衝動?買いした。
家で確認すると、布地はコージュラで軽くて丈夫、ハイキング用のリュックのようにポケットも多く、かつ内部に小物入れもある。大文字山用に十二分である。
実は20年は経っただろうか、底が革の小型のリュックを持っているが、先日それを使ったところ、底の革の色が汗で落ちてシャツに付着した。それで完全ナイロン製のものが欲しいとなったわけだ。
思うに、小学生のランドセルもこんな程度でいいのではないか。軽いし、小学校の教科書を入れるには十分な大きさだし、数年で捨てても惜しくない値段である。いずれにせよ、こんな安いリュックが登場したのではこれまでの山の用品屋はどうするのだろう。これまで高すぎたのかもしれないが。

2011/09/18


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