川北英隆のブログ

地震対策用ヘッドランプ

先のノルウェーに出かけた時、山小屋で使ったヘッドランプが暗かった。新しく買った人のを見せてもらうと非常に明るかったこともあり、地震対策として新調することにした。
地震対策と言っても山と兼用が望ましいので、フランスのペツル(PETZL)社製のものにした。これまで使っていたのも同じメーカーで、それが優れ物だったから。
新しいのはどんなヘッドランプかというと、単4乾電池3本、LEDランプが白色と赤色付き、細いタコ糸のような紐で頭や腕に巻き付ける。ヘッドランプの利点を確認しておくと、普通の懐中電灯と違い、両手が使えることである。
白色ランプは3モードの切り替えが可能で、節約モードだと140時間使用可能とある。実際の夜中の登山に耐えるのは30時間程度だろうが、山小屋での食事にはそれ以上使えそうだ。当然、地震時の食事にも、長期間停電したとしても十分耐えられる。しかも軽い。電池を入れて70g程度である。
「で、古いのもペツル社製なんやろ」、「壊れたんか」と質問されそうだ。実は乾電池を最近入れ替えたつもりだったのに、大分消耗していたようだ。試しに新しい乾電池を買ってきて入れ替えてみると、新調したものにかなわないものの、明るい。10年以上使っているから、本体は長持ちする。
難点は通常の懐中電灯より高いことだろうが、その分、過酷な登山で鍛えられたヘッドランプだから丈夫で実用的にできていると思う。ペツル社の回し者ではないが、お薦めである。

2011/09/19


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