川北英隆のブログ

フェルメール展のオバさん

フェルメール展が京都市美術館で開催されている。今日が最終日、チケットをもらっていたので、運動がてら訪れた。朝早かったにもかかわらず、人が並んでいた。
17世紀のオランダ絵画とフェルメールの作品が展示されていた。日本での絵画展は人が多いのであまり好きではない。そもそも絵画に大した関心がないせいもあるだろう。
好きな絵はと問われると、アンリ・ルソーだろうか。小学生だったか中学生かは忘れたが、砂漠で寝ている人間にライオン君が近寄って「ふん、ふん」している絵が記憶に残っている。「眠れるジプシー女」という題らしい。砂漠にライオンがいるわけでもないのにと、最初に見たときに思った。題名からして変で、ジプシーが砂漠にいるのだろうかとも今も思う。しかし、その奇妙な取り合わせが全体としてバランスしている。それからどうなったのだろうか知りたいとも思う。そんな絵だと、家にあってもいいと思う。あたりまえか。
肝心のフェルメールの作品だが、黄色が目立つ「手紙を書く女」、窓から差し込む斜めの光の白が目立つ「手紙を書く女と召使」、題名どおり青色が静けさを表しているような「手紙を読む青衣の女」の3点だった。どの作品が良かったと聞かれても、よく分からない。強いて言えば「手紙を書く女と召使」の中にある動きが良かったかな。
一番有名な作品は「手紙を読む青衣の女」だろうか。その絵を近くで見て「えー」と思ったことがある。その女性のお腹がえらく太いことだ。展覧会で実物を見るとこういうことがある。感動だ。ネットにも作品が出ているので確認してもらえればいいが、横顔の幅の3倍はゆうにある。そう思ってまじまじ観察すると、人間の体ではないような、アンバランス感を覚えてしまう。その太い腹の青が作品全体に落ち着きを与えているのか。いずれにせよ、まじまじ見る絵ではないようだ。
それとも、太った女性はそんなものなのだろうか。でもこれだけは確認が難しい。まじまじ観察していると、どつかれかねない。

2011/10/16


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