川北英隆のブログ

京都の西山・くそ真面目編

今日、昼頃から西山を歩いた。言い訳をしないと最近はまずいので書くと、今日は早起きし、一仕事をしてから山に入った。明日、大学は休みだが、西洋暦から遠いイスラム圏の学生を指導する。
スタートは仁和寺からである。そこからほぼ北に山道をたどり、3つピークを踏んだ。北に行くほど雪が残っていた。雲ヶ畑という加茂川の上流に出て、それが終点の筈だったが・・・。後編に続く。
それはともかく、山用の食料と飲み物をコンビニで仕入れた。コンビニに入る直前、ふと思いつき、頂上でビールを飲んだら美味いだろうというので、1本仕入れた。レジに持って行くと、最初にビールの値段が入力され、次の瞬間に「確認してくれ」というような言葉と仕草があった。ふいを突かれた格好だ。店員が指差したレジの端末には「20歳未満ではない」ことの確認ボタンが表示されている。反射的に「20歳未満ではない」とパネルをタッチしたが、後で考えると「あっ、20歳未満やった」とか言えば良かった。
何でこんなアホらしいことをするのか。20歳未満に見えるはずがないではないか。
何回も酒のツマミに話していることだが、昔、会社を休んで阿蘇の頂上付近で昼食を食べていると「今日は学校は休みなの」と聞かれたり、これも有給休暇を使って家でごろごろしていると(猫が病気だったので世話をしていたように思う)玄関のチャイムが鳴り、出てみると新聞か何かの勧誘員がいて、「お母さんは留守なの」と聞かれたので「留守」と返答したりしたものだ。でもそれは20年前後も前のこと、今はどう見ても20歳をはるかに越しているはずだ。
日本人は真面目だと思うし、それが長所なのだろうが、ここまでアホな確認を強制されると、ひょっとして短所ではと思えて仕方ない。そのうち、車を運転していないとか、アル中ではないとか、酒に耐性があるとか、妊婦ではないとか、いろんな質問に答えないと、男であってもアルコールを売ってくれなくなるだろう。恐るべし、言い訳社会。

2011/12/28


トップへ戻る