川北英隆のブログ

高校の同級生の死去

元の会社の同期会が終わり、家に帰ってメールを開けると、高校の同級生が亡くなったとの連絡が入っていた。フランス文学を久留米大学で教えていた田中義廣君である。
学部は違え、大学も同じだったのだが、高校を卒業して以降に会ったかどうか、記憶にあまりない。
イカちゃんとあだ名していた。中学は別で、彼の中学の校則が丸刈りだったため、高校に入ってきたときには髪が「怒髪天を衝く」雰囲気だった。その髪型からイカちゃんと呼んでいた。
高校2年の時、一緒に蓼科に旅行した。4人での旅行だったが、田中君と、以前に書いた精神科医の島君と、そのうちの2人が亡くなったことになる。
田中君の実家は東大阪の瓢箪山にあった。井上やすしの「ひょっこりひょうたん島」みたいな地名だが。そこから、昔の街道を伝い、(関東人のために注釈を入れると、大阪と奈良の県境の)生駒山に登ったこともある。
心臓発作により、6年前から完全に寝たきりだったらしい。「いずれ」という状態だと聞いていたものの、亡くなると、やはり寂しいかぎりである。

2012/03/01


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