川北英隆のブログ

京都にも春が

1週間ぶりくらいに家から鴨川の岸を歩いて通勤というか通学すると、めっきり春めいていた。昨日の新幹線で感じた続きでもある。
まず、三条通り寺町の角近くの「とり市」にかなりの数の筍が並んでいたことである。先週の半ば過ぎに歩いた時には何もなかった。寒かった今年の冬も、彼岸が過ぎてようやく終わったと、うれしくなる。
鴨川付近もすっかり春めいていた。その手前の高瀬川にハクモクレンの並木があり、その花芽が大きく膨らんでいた。来週半ばになれば咲き始めるかもしれない。桜の蕾も大きくなっていたが、こちらは今月末くらいだろうか。
鴨川では柳が芽吹いてきた。枝が青々し、風になびいている。河原ではカモやウがのんびりと羽を休めている。冬の間、うるさいほどいたカモメの姿が消えていた。昨日のブログではないが、餌の魚が活発に動き始めたのかもしれない。
荒神橋の手前では、橋の下におウチのない優雅人がベンチに腰を掛け、ゆっくりと虫干しを兼ねて全財産の整理をしていた。彼らにとっても一番厳しい季節が終わったのだろう。
帰り、大通りを歩いて帰ると(河原は避けている)、目の前をすうっと横切る物体があった。スピードからするとコウモリだろう。その昔、飲み会に広尾の高級住宅街を通ったときも、コウモリが複数飛んでいたことを思い出した。それはともかく、魚だけではなく虫も動き始めたのだろう。命を感じられる春はいい。何て食後に書きながら、ポートワインを舐めている。南欧にも活気が戻ってほしいものだ。

2012/03/22


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