川北英隆のブログ

深夜のチャイム訪問者

先日、いつもより少し早かったと思うが、寝ようと思って布団に入った瞬間、マンションの玄関のチャイムが鳴り響いた。早朝のチャイム事件(昨年10/4)から半年、その記憶とともに飛び起きた。
モニターの画面には、フード付きの黒いコートを着た女性が写っている。これが男だったらアマデウスで登場するレクイエムの作曲依頼人だと思った。いずれにしても真夜中に近い。気持ち悪いのでそのままにした。すぐにチャイムが鳴り終わった。
翌朝、家内が「昨日のチャイムはパン屋かな」という。こっちはすっかり忘れていて、その質問でチャイムのことを思い出した。飛び起きたものの、半分寝ていたのかもしれない。家内の質問に対してチャイム訪問者の特徴を言うと、「そらパン屋や」と。以前から近所を徘徊しているようだ。
寝ようとした瞬間だったから、部屋の明かりを確認してチャイムを鳴らしに来たのかもしれない。「冷や汗が出るくらい迷惑なやっちゃ」とは言うものの、すぐに熟睡したのだから大したことはないのかも。
今でも京都は来るが、夜鳴きそばにはそれなりに風情がある。「汚い」とかで、子供の頃は食べさせてもらえなかった。先日の夜中には焼き芋屋の蒸気音が聞こえていた。こっちは絶え間なく鳴っているので多少気持ち悪い。とはいえ、真夜中のパンの訪問販売なんて、非常識すぎて論外だ。

2012/04/14


トップへ戻る