川北英隆のブログ

絶好の山日和なのに

今朝、京都の空はさわやかに晴れ上がっていた。鰯雲というのか、小さな雲がたくさん青空にばらまかれ、昨日の雨雲が遠ざかったことがわかる。こんな日、山に行けないのは残念だ。
平日だから勤め人として働くべし(赤塚不二夫みたいな言い方だが)。では、土日に働いた分をどうしてくれるんや。という議論はともかく、東京に用事があり、朝早い新幹線に乗った。季節が大きく移っていた。
滋賀に入ると水田作りが始まっている。土が耕され、水の引き込みを終えた所もある。その横では麦が大きく育ち、青々していた。そう言えば今年の初春、ネコの「アオ、アオ」との恋の歌声をあまり聞かなかったように思う。寒かったからか。
比良や伊吹も冬が終わっていた。雪がほとんど残っていない。伊吹の頂上付近に小さな残雪が見られる程度だった。大垣付近から、揖斐川の奥だろうか、一カ所だけ残雪の豊富な山が見えた。すっかり黒々となってしまった山々を周りに従えている。多分、能郷白山(1617メートル)だろう。昔、21年前(調べてみて、そんなに昔なのかと我ながら驚いた)の6月の朔日、残雪を踏んで登ったことを思い出した。立派な山だった。
そんな好天も名古屋で終わり。その後は寝てしまった。熱海で目覚めると雨雲が山肌に残り、横浜付近から雨になった。目的の東京は絶好の仕事日和だったわけだ。万歳?

2012/04/27


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