川北英隆のブログ

次の日銀総裁は誰

と疑問を投げかけたものの、いろいろ噂が出ている段階であり、当然決まっているわけでない。こんなことを債券市場関係者と議論していると、現在の総裁の評価が株式と債券で割れているとのこと。
債券市場関係者は現総裁をある程度支持しているそうだ。金融政策に関して、日銀がそんな変なことをしているわけではない。それに、債券価格は史上最高値(金利が史上最低水準)近くになっているから、債券投資は大いに利益を稼いでいる。だから、不満が少ないのだろうと推測した。
一方、株式市場関係者は現総裁に批判的だそうだ。債券と異なり、株価が30年近く前の水準にまで逆戻りというか低下しているため、損失が累積している。この不満を日銀にぶつけているのだろう。でも、悪いのは日銀ではないと、弁護しておきたい。上場企業が良くならないことには、いくら金融政策をいじったところで株価は上がらない。総裁への批判は八つ当たりの類だ。
で、来年、新たに決まる日銀総裁だが、現総裁が続投するのかどうか。世界経済の行方、日本の政治の行方、代わりの人材がいるのかどうか、さらに現在の日銀総裁への続投願いが出されたとして、それを現総裁が受諾するだけの魅力のあるポストなのかどうか等、いろいろと不確定要素がある。
まあ、株式市場の復活に関して、第一に必要なのは企業努力である。誰が総裁になろうとも大差ないのだが。そもそも日本は、女将ではないお上への依頼心が強すぎると思う。

2012/06/22


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