川北英隆のブログ

京都の店・あぎおや

今日は久しぶりに、製薬会社に転職した友人と、その同僚と、3人での飲み会だった。半年に1回程度、定期的に飲んでいるが、今回は1年以上経過していた。前回は大震災の直前だったようだ。
ついでに紹介しておくと、前回は「たん熊」を使った。たまには贅沢もいいのではとの感覚で予約した。店の入口、座敷の雰囲気、料理と、いずれも申し分なかった。生涯、もう一度行くかどうか。とは少し大袈裟だろうが、少なくとも当分は行かないだろう。
今回は魚好きの「友人の同僚」のM氏のお薦めだった。某京都市に本社がある製薬会社から、M氏が一度接待を受けた店だとか。
五条と烏丸の交差点から近い。ただし、店の前に看板はない。固定客で成り立っているのだろう。いい魚が入荷しなかった日は休みだそうだ。だから、事前に店が開店できるかどうか、確認を入れる必要がある。
サラダ(燻製風の塩と油で味付け)、刺身の盛り合わせ(しめ鯖・今日のものと昨日のものの2種、グジ、タコ、カレイ、シラウオ、ハモ、マグロなど:後は忘れた)、イワガキ、白貝の蒸し物、ノドグロの焼き物、琵琶湖のウナギの焼き物、ハモのご飯を食べた。どれもシンプルな料理だが、魚の味がしっかりしていて美味かった。
帰り、友人と四条まで歩いた。途中に山を管理している町がある。そこは組み立てが始まっていなかった。四条に出ると、ニュースにもあったように、長刀鉾が組み上がっていた。飲んで歩いて鉾に出会うのは、まさにワン公の放浪のようで面白い。京都はいよいよ祭の季節だ。

2012/07/11


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