川北英隆のブログ

京都の店・寿司清

寿司清は築地の寿司屋である。はるか以前、20年は経っただろうか、元の部下がセットした飲み会で行った記憶がある。ただし、本店ではなかったと思う。「安いので」との理由を覚えている。
いつからか、京都の大丸の横に支店ができている。できたことは以前から知っているが、昔の記憶もあり、「早速行こか」とは思わなかった。ただ、朝、その通りに大阪の鮮魚店の車が停まっていて、材料を下ろしているのを何回か見た。ということで、いつかの機会にと思っていたところ、その機会が到来したというわけだ。
日曜日なので観光客で混む可能性があった。そこで17時過ぎに入るようにした。がらがらかと思いきや、ほぼ満席に近かった。しばらくして気づくと、待ち席に何人か座っていたから、30分くらい遅れるとパブロフの犬のようにヨダレを垂れないといけなかったかも。とにかく、流行っている。
生ビールはサッポロだそうだ。そんなことはどうでもいい。寿司はといえば、ネタとして思い付くものはカウンターにほとんど揃っているだろうか。それぞれのネタに値段が書かれているので、暗算しておけば安心だ。なんて、飲んだら覚えているはずもない。
シャリは小さく、ネタも小ぶりなので、一口である。寿司1コの値段からすれば、そんなものかもしれない。味は、はるか昔、東京で食べたのよりも美味かったと思う。昔、元部下が値切った可能性もあるが。
ということで、満足して帰った。貝類が好きな虎ッコとしていろんなものを食べたし、魚もイワシ、サンマ、サバ、コハダの光物が美味かった。京都で江戸前なのだけが不満かもしれないが、そこそこの値段で美味ければ、出自なんか問題ではない。

2012/09/23


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