川北英隆のブログ

左々舎での偲ぶ会

久しぶりに左々舎に行った。先月末である。目的は、「左々舎を愛したF氏を偲ぶため」。とは失礼だが、F氏が実質的にタイに移住したので、「どうしてるだろう」と語り合ったのも事実だ。
先日、F氏に会うためタイに一緒に行ったK氏は、F氏の紹介である。左々舎にはもう2人、N氏とM氏が集まり、合計4名。全員がF氏を通じた知り合いである。その左々舎は、F氏を含めた5人の会合場所でもあったわけだ。
左々舎にはもう1つ、偲ぶものがある。看板猫だった茶々である。交通事故で天国に逝ってから3年が経過していた。その茶々を可愛がっていた仲居さんも、いなくなっていた。かなりの歳だったから引退したのだろうと思う。代わりに、少し若めの仲居さんが給餌ではない給仕をしてくれた。まだ働き始めて間がないとのこと。
その仲居さんの代替わりのせいか、茶々の影も薄くなっていたように思う。猫の飾り物が以前よりも少なくなっているようだったから。
F氏を偲ぶ会に戻ると、K氏と僕とがタイでのことを報告した後、結論として、できればまたタイに行こうということになった。直前、タイにコンドミニアムを買ったらという景気のいい話もF氏から提案されていることだし。
その提案がいつ実現するのか、実現する可能性があるのか、その辺は詮索しないとして、とりあえず基金ということになった。で、参加者が食事代として切りの良いお金を出したので、お釣りを基金に積み立てることに決まった(何となく)。いくら集まったのか。お釣りは数百円だった。風邪を引いているということでN氏が早く帰ったので、事前にもらっていたお金が多すぎるとして、それも基金に加えれば数千円である。
次に何時会うのかも不確かな偲ぶ会だから、前途多難というか洋々というか。

2012/10/03


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