川北英隆のブログ

同期訃報の余信

大地震に余震があるのなら、突然の訃報に対する「余信」も当然あるだろう。昨日の今道氏は、残念だと思うかもしれないものの、驚くに当たらない。それに対し10/14に書いた本多君は別だ。
今道氏の場合、僕は僻遠の地にいる身分だからから、言い換えると直接の知り合いはほとんどいないから余信はまずありえない。つまり、ブログに対する直接の反応はないと思っていい。一方、本多君は少し違う。本多君を共通して知っている何人がこのブログを読んでいるのかどうかは知らないが、可能性としてゼロではないし、少なくとも複数人はいるだろう。というのも、今日、そんな一人からメールがあった。実のところ、面白かったから(面白いなんて、本多君すみませんというか、ありがとうというか)、その記録をブログにアップしておきたいと思った。
元の同僚で本多君とも一緒だった(ずっと昔から頭のさっばりしたと表現すれば、同じ職場で働いた誰もが特定できる)S氏からメールが来て、その最後に、「お互い、"ついに知合いが誰もいなくなった"というくらい長生きしましょう」とあった。僕のブログの結論というか落ちを引用しながら、S氏の性格からして少しウィットの効いた一言である。
嬉しかったので、次のように返答しておいた。「僕の場合一番の知り合いは山なのでいなくはならないでしょうが、会いに来てもくれないので困ったものです」と。
こんなやり取りのできる知り合いが生きていく上で重要である。会いに来てくれなくても、メールのある時代のありがたさをつい感じてしまう。

2012/10/18


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