川北英隆のブログ

山と海外の食事・ベトナム2

2011年7月11日にベトナムでの食事のことを書いている。今回はその続きみたいなものだ。そのベトナムは、特に北部だろうが、広東と近いだけあって何でも食べるようだ。その話題から。
行きの飛行機で大阪から一緒だった人の隣にベトナムからの留学生が座っていた。正月を利用して帰省の途次にあったらしい。二人が会話していて、その中に「ベトナムに帰ったら、まず何が食べたいか」との質問があった。その答えが「犬料理」だった。もちろん留学生だから日本人の嗜好を知っていて、言い訳をしながらの答だったが。
前にも書いたように、ハノイの北部は犬料理で有名である。現地ガイドは「犬の肉は高級」と言っていた。また、ベトナムの北部の山にヘビはほとんどいないとのこと。その理由は、どうも「食べ尽くされたため」らしい。また、キャンプ地で宿泊した時、モン族の現地ポーターがヤマネズミを3匹捕まえて食べたとのこと。後でネズミの写真を見せてもらった。カメルーンで見たネズミと同様に大きく、腹が白かった。「そんな重要な情報、もっと早く教えてくれや」と思ってしまったが。
それはともかく、フォーは期待どおり美味かった。ホテルの朝食では粥かフォーが提供される。それらにパクチなどの香草をたっぷり入れて食べる。薄味のスープとうまくからまり、これぞベトナムと幸せな気分になれる。フォーは現地では100円もしないとか。
もう1品はベトナムの鍋料理である。少し唐辛子の効いた薄味の出汁の中に、ブタ、トリ、エビ、野菜を入れて食べた。残った出汁にフォーを入れてくれれば最高だったのだが、エースコックと提携してベトナムで生産しているとかいうインスタント麺を入れて食べることになった。インスタント麺といっても、日本のより油控えめのようだったが。そうそう、竹筒に入ったおこわを食べた。少し竹の味がして美味かった。
最後に、ザボンが美味かった。果肉が大きく、食べるとかすかな酸味としつこくない甘みがあり、果汁も豊富だ。最初、グレープフルーツかと思って食べなかったのが今でも悔やまれる。

2013/01/03


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