川北英隆のブログ

岡山でママカリを食べる

岡山大学を訪問した。ついでに岡山大学の施設を見学するため(?)、ゲストハウスなるものを利用させてもらった。宿泊施設であり、会議室もある。場所は岡山市内と思いきや、倉敷にあった。
岡山県には東から、吉井川、旭川、高梁川という大きな川が南北に流れていて、それぞれに固有の生物がいて多様だという。気候も台風や雪が少なく、大きな地震もないらしい。ということで、豊かな県、おっとりしているとの評価だった。確かに、中国銀行(最近は「日本」のと言わないといけないところが悲しいが)は岡山が本店で、堅実な銀行として知られている。
打合せを終えた後、倉敷市内で懇親会となった。残念ながら出かけたのは夜だったので、有名な倉敷の「美観地区」は印象深くなかったが、京都の祇園よりも整然としている雰囲気だった。いつか昼間に散策しないといけない。
入った店は「おでん屋」だった。「ええっ、岡山に来ておでん」と思ったものの、魚類も置いてあって安心した。僕のイメージとしては、岡山=ママカリだったので、それを注文した。子供の頃(中学生か高校生だったか)、父親の知り合いに岡山出身の人がいて、ママカリ(酢漬け)を時々持ってきてくれた。その時の印象が強く、いまだに忘れられない。
ままかりはイワシの一種かなと思っていたが、このブログのために確認したところ、ニシン科と書いてある。本来の名前は「サッパ」と言うらしい。発見だ。言われてみればイワシよりも骨が柔らかく、味に少しクセがあるような。
さて、おでん屋で出てきたママカリは、酢漬けで馴染んでいるママカリよりも一回り大きかった。それを火で炙り、甘酢に浸してあった。頭から尻尾までまるごと食べることができる。さすが、豊かな国、岡山の名産であり、それだけで満足した(少しウソだが)。

2013/01/27


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