川北英隆のブログ

エチオピアという国

アフリカで一番に近く有名な国はというと、我々の世代ではエジプト、ケニア、エチオピアだろうか。このうちケニアは「少年ケニア」だし、エチオピアはマラソンのアベベである。
これらの中で訪れた国はケニアだけだった。実は今回、機会があり、エチオピアを訪問できた。
ところで、エチオピアに対する一般的なイメージはどのようなものだろうか。標高の高い国であるため、自然と高地トレーニングができ、アベベのマラソンに代表されるように長距離走に強い国というところか。付け加えれば、古くからの独立国で、欧米の列強に完全支配されたことがないということか。僕自身を含めて、それ以外のイメージはほとんどないに等しいと思う。
それだけのイメージでは寂しいので事前に調べてみると、国土面積は日本の約3倍、人口は8000万人とある。人口密度は日本のおおよそ5分の1だが、高地の国とのイメージからすると、人口が非常に多い。どこにそれだけの人間が住み、何をして暮らしているのか。「行ってみないと理解できない国」になってしまった。
これに加え、これは偶然だが、東京エレクトロンの東会長と話していると、「外人が言うには日本とエチオピアは不思議な国だそうだ」とのこと。東会長にもその本意が理解できなかったらしい。ということで、エチオピア訪問の楽しみが非常に増した。
どういう国なのか。エイリアンの住む国ではないのだろうが、通常とはかなり異なった国とのイメージだけが先行した。訪れてみて、「びっくり」が何もなければいいのだが。

2013/03/02


トップへ戻る