川北英隆のブログ

新入職員が部長とは

昨日、東京は茗荷谷で会合をした。共同研究の進行状況を確認するのが目的だったが、季節はいいし、ということで、ついでに近くのロシア料理店に出向いた。おまけで元の会社の同僚も招いた。
同僚といっても、新入職員の時から知っている。聞くと、僕より13年後の入社だったとのこと。異動して、この25日から僕の最後の役職(財務企画部長)に就いた。新しい名刺をもらい、「確かに」と思った。会社生活は60歳定年でも35年間以上ある。13年の年月といえども、会社生活全体からすれば1/3近くでしかない。13年後の新入職員が今、部長になっていたとしても何ら不思議でないのだが、自分自身の年齢を突き付けられたようで、感慨深いものがあった。
しかも共同研究者は、その新入職員の部長と同期入社だったことも判明した。その共同研究者は大学教授をやっているが、やはり元は同じ会社だ。今は東欧の金融市場の研究者として名前が知れている。
昨日のロシア料理は、その東欧研究の副次効果なのだろう。元某中央銀行総裁のお気に入りの店だし、グルジアのワインが飲めるという共同研究者の触れ込みで、「じゃあ、せっかくなので」と出向いたわけだ。ワインは素朴な味がして、なかなか美味かった。料理は、漬物、ニシンとサケのマリネ、ロシア風餃子、ボルシチを注文し、美味い美味いと食べた。
こういう研究の副産物もいいものだ。しかも「部長」の就任祝いも兼ねられたし。といっても、代金は割り勘だったが。というのも、給料は新入職員部長の方が圧倒的に高いはずだし。

2013/03/27


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