川北英隆のブログ

株式市場の急落とシャンパン

昨日の夕方、某中央銀行のトップに就任した某氏の内輪の祝賀会に出席した。内輪の意味は、以前から面識のある面々が集まったことにある。「その面々の中から・・」というので、祝賀となった。
事務局に会場を設定してもらったところ、「ワインの持ち込み可能」との連絡があった。「どうしたもんか」とちょっと考え、ドンペリを持参することにした。その某氏には株価上昇でそれなりに儲けさせてもらったわけだし、某中央銀行の意図に沿って消費を活性化させるためにもシャンパンは最適だし、シャンパンの別称は「泡」だし、一昨日までの株価は「行き過ぎ=ミニバブルの兆候あり」と思っていたから洒落にも警告にもなるしというのが、ドンペリ持参の理由である。
実は昨日の午前、9時から1時間ばかり、頼まれて講演をした。「年金の株式投資について語れ」とのリクエストだったので、いろいろと喋ったついでに、日本の株価に関して「現在の株価水準は高いと考えたい」と話した。それが終わって株価水準をチェックすると多少上がっていた。「やれやれ、どこまで上がるんや、でも今日は上がってもかまへんで」と思っていた。
夕方の祝賀会に出るため、もう一度株価をチェックした。日経平均で1000円以上急落していた。「何で、よりによって今日この日の午後に急落なんや」と思ってしまった。高級シャンパンを持参する洒落の価値が半減してしまうから。
その急落が半日だけ後倒しになって、祝賀会の後だったのなら、「泡」を飲み干したから急落したということで、えらくめでたかったのに。少し悔しいような。

2013/05/24


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