川北英隆のブログ

竹の春

今日、雨の降る中、東京に向かった。いつも彦根付近までは起きている。その彦根付近の丘にゴルフ場があり、竹林が広がっている。何気なく見ていると、いつもと違う風に見えた。何故か。
竹林の色が瑞々しいと気づいた。竹の子が成長し、葉を茂らせ始める。親竹も古い葉を落とし、新しい葉を茂らせる。そんな彩りの風景だ。周りの木の葉が新緑から夏の深い緑に変化しているので、余計に竹の若々しい緑が目立つ。
それで「竹の春か」と思った次第だが、「ひょっとして」と思って調べると、季語にあった。しかし、「陰暦8月のこと、秋の季語」と書いてある。「へえっ、もう少し遅いんや」と思った。
でも、新暦の七夕の頃、新しい葉を出した竹を持って学校に持っていったのも確かだ。すぐに葉はしおれたが、そこに七夕の飾りを付けると、夏休みが目の前に迫っている。小学校の頃の一番嬉しい季節だった。ただし、怠け者にとっての。

2013/06/21


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