川北英隆のブログ

ネット社会の不自由度

今日、東京の行きつけの店(とはいえ、しばらく足を運んでいない)の地図を知り合いに送るために検索したら、グーグル運営のサイトが出た。コメントを書く欄があったので入力したら・・・。
コメントを入力したのは、季節ごとに案内をもらっているにもかかわらず、しばらく通わなかった罪滅ぼしのためである。最近、自分自身でイベントを作っていないので、東京の店はどうしても遠のいてしまう。念のために言うと、今まで、この手の店の評価サイトにコメントしたことはないし、あまり信じる気になれないが、信じる者が多いからそういうサイトが流行るとすれば、贔屓の店に1票を投じるのに大きな意味がある。
それはさておき、コメントの入力を終わって送信すると、メッセージが出て、今まで検索したことのある店が表示され、「川北英隆さん、もっとコメントを入力しませんか」との誘いがある。そんな暇もないから「ついでの入力」はしなかったが、一方で「怖いかも」と思う。本人の名前が正確に出て、かつ検索の履歴まで記憶されているから。「悪いことはでけへんな」と思うと同時に、善悪の判断が人によって異なることも当然あるから、こっちが良いことをしようと検索したとしても、「悪いことをしてる」と評価され、闇夜に狙われる可能性も考えておかないといけない。
同じネットでの履歴問題で、もっと「怖いかも」の例がある。それは、僕自身のペンネームでの原稿の例である。アマゾンのサイトに入り本を検索しようとしたら、いきなりそのペンネームが表示され、「ペンネームさん、この本や品物を買いませんか」との案内が表示される体験だ。アマゾンでの買い物にそのペンネームを使うなんてことは当然ない。どこでどのように漏れたのか。アマゾンのサイトを開けながら、ペンネームでの原稿を送ったことが原因なのか。このペンネーム事件は毎回ではないが、いまだに続いている。
お互い、ネット社会は衆人監視社会だと思い、その不自由な中での行動のあり方を学んでおかないといけない。それが嫌なら、ネットから遠ざかることだろう。

2013/07/19


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