川北英隆のブログ

京都の店・雄

6/13に書いた教員の歓迎会では、隣が中国人の教員L氏だった。日本に32年間住み、永住権を有しているとか。彼に「中華料理の美味い店を紹介して」と言ったところ、今日、実現した。
三条河原町の「雄」である。中国人のコックが3人いるカウンターがあり、奥がテーブル席となっている。中国東北の家庭料理が中心だとか。前菜と、野菜や肉の料理を何品も注文し、最後はラーメン(手延の麺)にした。注文した中で、ナスを衣で包んだ炒めものと、豚肉のフライが特に気にいった。家庭料理だから値段もリーズナブル。
これらの料理に合う酒は蒸留酒だという。店には東北地方の大衆の蒸留酒(高粱やジャガイモから作るらしい)が置いてあった。L氏は蒸留酒派で、ビールのような醸造酒はあまり好きでないとか。一方、一緒した同僚のK氏は醸造酒派で、中国は紹興酒しかないと言って、熱燗で注文していた。僕はビール派だが、中国の蒸留酒も好きである。3人、好みは異なるものの、酒も楽しんだ。
ついでに書くと、同じ中国語でも北京を含む北部と上海と南部では言葉が違い、山東省出身のL氏にとって、上海付近の言葉は何とかわかるが、南はわからないとか。食べ物も異なっていて、僕がスッポン料理の話をするとL氏に嫌な顔をされた。また、L氏の体験として北京でサソリの揚げ物を出された瞬間には「ええっ」と思ったらしいが、食べるとカリカリしていて美味かったとか。そうそう、東北は儒教の影響が強く、家族意識が高いものの、南は薄く、海外に積極的に移住するとも。同じ中国でも気質、言葉、文化に、当然食事にも大きな差があることを実感した。

2013/07/30


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