川北英隆のブログ

大文字山はセミの季節

昨日、大文字山に登った。暑かった。16時前に研究室での仕事に区切りを付け、山越えして帰ることにした。まだ大学の事務は休みだから、変な格好で歩いていても笑われる心配がない。
変な格好とは、山用の日除けの帽子である。ホックの壊れたM社のものだ。それをかぶると昔の兵隊さんのスタイルに近くなる。今日が終戦記念日だからというわけでない。それとサングラス。こっちは西陽が強いから。
この日の京都市内の最高気温は38度。山の中も暑かった。ただし木陰が多いから、びっくりする程の汗は出ない。歩いていると、鳥の声はなかった。ウグイスやホトトギスは山を去ったのか。その代わり、沢の流れる銀閣寺側ではヒグラシ、アブラゼミが、山の稜線ではツクツクボウシの声が多かった。前回登ったのは7月の中旬、それから1ヵ月での大きな変化である。スズメバチはまだ見かけなかった。
もう1つ大きな変化があった。山頂のミズナラが枯れ始めていた。カシノナガキクイムシにやられたらしい。山頂から大きな木が消えると、木陰がなくなってしまう。殺虫作業が施行されていたが、はたして効果があるのか。

2013/08/15


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